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秋田・六郷の熊野神社で「全県かけ唄大会」 即興詩人が自慢ののど競う

「全県かけ唄大会」で最優秀賞を受賞した畠山正さん

「全県かけ唄大会」で最優秀賞を受賞した畠山正さん

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 秋田・六郷地区の熊野神社(美郷町)で8月23日、例大祭の特殊神事「全県かけ唄大会」が開かれた。

「即興詩人郷」の額が掛けられた「全県かけ唄大会」会場の様子

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 1953(昭和28)年に同神社の拝殿改築竣工奉祝として、同地で盛んだった夜通し唄を交互に歌い合う祭礼行事を大会形式にした同イベントは、今年で65回目。

 秋田民謡「仙北荷方節」の節に乗せ、即興で「7・7・7・5」の歌詞を2人で掛け合い、「唄のうまさ」と「文句の出来」が審査の対象。対戦は「唄は声より文句が大事、人は見めより心もち」といわれ、審査員が優劣を判断し止めるまで掛け合いを続ける。

 「即興詩人郷」の額が掛けられた拝殿で18時30分に始まった同大会は、深夜24時過ぎまで何度も対戦が繰り返された。

 審査の結果、最優秀賞は同町の畠山正さんが受賞し優勝旗のほか副賞に日本酒6升などを受け取った。その他の結果は以下の通り。

 優秀賞1位=佐々木実さん、同2位=妻野敏夫さん、同3位=中川原信一さん。優良賞1位=佐藤正太郎さん、同2位=後藤弘さん、同3位=佐藤シズエさん。敢闘賞=佐藤ハツさん、村田定夫さん。歌詞賞=後藤弘さん。

 畠山さんは受賞の感想を「旗が重くて声コも出ねが、出るのは汗と涙かな」と即興の唄に乗せて披露した。

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