横手市中心部から車で30分ほどの山あいにある前田公民館(横手市大森町八沢木)で7月24日、地域づくりが題材のトークイベント「地域で楽しく暮らすヒントひろば」が開かれた。
採れたての小玉スイカや枝豆などを食べながら話す「地域で楽しく暮らすヒントひろば」の女性参加者
「『自分らしく、楽しく』暮らしている地域の皆さんと互いに学び合える場を」と、同地域に暮らす女性と県立大学の学生有志が初めて企画。
「ここに帰ってきた理由、ここで始めたいこと」と題してプレゼンターを務めたのは、会場がある同市保呂羽地区にUターンした農家の平元沙恵子さん。秋田市から参加した大学生や、隣県山形からの参加者も合わせ40人以上が参加。キッズスペースも設けられた会場は、子どもたちのほか地域の高齢者なども集まり、和やかな雰囲気でイベントは進んだ。
平本さんのプレゼンテーションが終わると、グループに分かれた参加者は、平元さんが「大学卒業後に就職した農業生産法人・国立ファーム(山形県村山市)の『山形ガールズ農場』でも生産を担当していたので、おいしさに自信あり」という小玉スイカなどを食べながら、「自分にとっての『ここ』とは?」をテーマに意見を交わした。
主催者の平元美沙緒さんは「地域づくりは難しく考えがちだが、大切なのはその人が地域でどう暮らしていくかということ。ざっくばらんに、おいしいものを食べながら話し合える機会を、これからもつくっていければ」とイベントを振り返る。