湯沢市で9月17日~19日、田舎発・起業家育成プログラム「ドチャベン・アクセラレーター」の現地体験が行われた。
「ドチャベン・アクセラレーター」プログラム、ビジネスプランの発表会
県外在住者か県内に居住して36カ月未満を対象に、秋田県が昨年から実施する同プログラム。今年は「野人にする?美人にする?」をテーマに鹿角市と湯沢市で展開する。
10月に開催予定のビジネスプランコンテストを前に開かれた現地体験には、県内外から12人が参加。2泊3日の行程で同市内の企業を回ったり、地域住民と交流を深めたりしながらビジネスプランを作成した。参加者からは「再婚や、ペットを絡めるなど対象を限定した婚活」や「秋田犬と親しめるプレーパーク」などのビジネスアイデアが提案された。
東京都在住の菅原美里さんは「Uターンを希望している。他の参加者と話し、湯沢には多様なビジネスの切り口やアイデアがあると感じた」と話す。
仙台市在住の大学生・畠山紳悟さんは「地域を回り、人と出会うことで視野を広げるきっかけになった」と振り返る。
ビジネスプランコンテストの入賞者には県などが起業支援を行うほか、各エリア優勝者には起業資金として100万円が贈られる。