横手市のシェアスペース「石蔵ミライ」(横手市前郷一番町)で10月25日、リンゴが原料の発泡性醸造酒「シードル」の試飲会が開かれた。同市でシードルの企画販売に取り組むグループ「オカノウエプロジェクト」が主催。
同グループで企画する「オカノウエシードル」の販売開始に合わせ開かれた同試飲会。同グループメンバーでリンゴ生産者の佐藤和也さんが、参加者一人一人のグラスにシードルを注いで乾杯し、完成を祝った。
試飲会では平川ワイナリー(北海道)や仙台秋保醸造所(宮城県)など日本各地のシードル6種を飲み比べ。同市産の素材にこだわるジャム工房「フルラボ」(四日町)のジャムを使ったおつまみや秋田県産のビーフジャーキーなども提供された。
佐藤さんは「今年のシードルも100%自家産の果汁を使用している。保存料も使っておらずリンゴの自然なうま味が生かされている。たくさんの方と味わうことができてうれしい」と話す。
同メンバーの高橋知広さんは「反響も大きく生産分は予約などで完売してしまった。増産に向け準備しているので、12月には販売を再開できれば」と話す。