雄物川郷土資料館(横手市雄物川町)で現在、特別展「ひな人形展~明治の押絵とつるし飾り~」が開かれている。
江戸中期に流行した「享保雛(きょうほうびな)」などのひな人形や押し絵、つるしびななど色彩華やかな約240点を展示する。幕末に同町沼館地区の地主・佐々木儀右衛門が江戸で買い求めたとされる享保雛を、1988(昭和63)年に同家の子孫から寄贈されたことをきっかけに、例年、横手市教育委員会が開く。
同館解説員の冨田郁巳さんは「今年は押し絵とつるしびなのコラボレーションで現代の作品と古い作品を同時に楽しめるよう工夫した。展示物についての説明も受け付けているので気軽に声を掛けてもらえれば」と話す。
開館時間は9時~17時。4月17日まで。同10日、13時~15時30分に「桜の会」として無料の抹茶振る舞いを行う予定。