横手市のサイクリングイベントの実行委員会が7月1日、今秋開催予定のイベント「かまくら・ライド2022」の参加受け付けを始める。
横手市のサイクリングイベント「かまくら・ライド2019」の様子
地元の有志が中心となって、2019年9月、市内全域をコースに初めて開いたサイクリングイベントには、沖縄や香港からの参加者を含む県内外の約380人が参加。地域のPRなどを目的に、コース中に設けた休憩スポットのエイドで振舞う特産フルーツや横手やきそば、秋田米のおにぎりといぶりがっこなど軽食の種類やボリュームが、同種イベントよりも充実していたことなどから、参加した自転車愛好家の間で話題になった。
昨年はコロナ禍によりオンラインイベントを開いたが、現在、9月18日の開催へ向けて準備を進める。今年は、市内全域を回る本格的な107キロメートルコース、中級者向け53キロメートルコース、家族向け17キロメートルコースの3コースを用意。自転車が走行しやすいようコースを左回り中心に変更し、エイドを約10キロメートルごとに計11カ所設けるほか、温泉施設や観光施設、買い物スポットをコース中に盛り込むなど、当地ならではの楽しみを提供する。
旧山内村出身で同実行委員長の下タ村正樹さんは「平成の大合併以前の全市町村を横断するイベントが当市になかったことから、地域が一体となって盛り上がる民間主導のイベントとして企画した。地元の多くの皆さんの協力を得ながら準備を進めている」とし、「エイドで振舞う飲食のボリュームが多いだけではなく、競技ではないのにも関わらず、沿道の皆さんが手を振って参加者を応援する光景が多く見られるなど、横手のおもてなしが詰まったイベント。コース中の風景も合わせて楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
参加費は4,000円~1万2,000円(小学生=2,000円~6,000円、コースにより異なる)。募集人数は500人。申し込みは、ホームページと横手市観光推進機構(横手市駅前町、TEL 0182-38-8652)の窓口で受け付ける。7月31日16時まで。