横手市内の6つの市立図書館が推薦図書を合同で紹介する小冊子「ヨコワン」が10月21日、発行された。
読書週間に合わせ、2018(平成30)年から毎年発行する小冊子。図書館職員ら21人が推薦する小説やエッセー、短編集を中心に100冊ほど掲載する。
今年は、小説家・青山美智子さんの短編集「お探し物は図書室まで」(ポプラ社)や、津村記久子さんのエッセー本「二度寝とは、遠くにありて想うもの」(講談社)、イギリス人小説家ホリー・ジャクソンさんの「自由研究には向かない殺人」(創元推理文庫)などを、それぞれ100字ほどで紹介する。
横手図書館(大町)職員の石川靖子さんは「利用者の皆さんが、多くの本の中から選ぶ参考にと編集した。当冊子を通じて、本について語り合うきっかけになればうれしい」と話す。「皆さんの調べ物の手伝いもする私たちの仕事を知ってもらえば」とも。
A5判20ページ。図書館で配布するほか、同内容をホームページにも掲載する。
現在、6館を回りながら、冊子に掲載する書籍の展示会を開く。12月27日まで。