来春に開館を控える横手駅東口の新公益施設(横手市駅前町)の愛称が12月22日、「Ao-na(あおーな)」に決まったことが横手市定例記者会見で発表された。
地上4階の鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約4250平方メートルの同施設。1階には、軽い運動ができる約201平方メートルの多目的スペースやカフェスペース、10代のみが入室できるティーンズエリアなどを設け、2~4階は横手図書館として運営する。
生涯学習機能を持たせた複合施設として、人が集ったり、つながったりすることができる施設であることをコンセプトに、8月1日から2カ月間、愛称を公募した。寄せられた1876点の中から、市教育委員長や市内高校生、関係団体などで作る選考委員会の10人が候補を選び、市長が最終選考した。
記者会見で、高橋大市長は「市民はもちろん、市外の皆さんも魅了する施設として整備する。若者の地元定着のほか、交流人口の拡大に結びつけられる施設として運営できれば」と話した。
担当する市教育総務課の細谷裕子さんは「世代を問わず覚えやすく、発音しやすいことなどが選考ポイント」とし、「明日もここで会おう、また会おうと、市民のみならず県内外の皆さんの生活や人生を彩る施設になればとの願いを込めた」と話す。