横手市の雪まつりで使う「梵天(ぼんてん)」作りが、現在、2月16日・17日の開催を前に市内各所で進められている。
町内会や事業所など市内の約27団体が参加する冬の伝統行事。梵天を抱えた市民が「じょやさ、じょやさ」の掛け声と共に、それぞれの事業所から旭岡山神社(横手市大沢)までの約3キロを練り歩く。神社参道前に集まった団体は、雪深い山道を20分ほどかけて本殿を目指し、梵天を奉納する。
現在、町内会や事業所などでは、高さ5メートル、重さ30キロほどの梵天と、行事に使う「えびす俵」作りが進められている。
23団体が作る梵天は、横手市役所(中央町)前を会場に開かれるコンクールに出品され、出来栄えなどの完成度が審査される。
雪まつり委員長の和泉慎太郎さんは「かまくらが『静』なら、梵天は『動』の雪まつり。3年ぶりに開けることがうれしい。地域住民の皆さんと楽しく開くことができれば」と意気込みを見せる。
開催時間は、コンクール=16日9時30分~13時、奉納=17日10時~12時。