横手市の蛇の崎川原の河川敷に作られた約3500個の「ミニかまくら」に2月15日、ロウソクが灯された。
3年ぶりに作られた横手市の蛇の崎川原に並ぶ3500個のミニかまくら
冬の小正月行事「かまくら」に合わせて、地元の中高生や市民に県内外の大学生らボランティアを加えた約400人が、2日かけてミニかまくらを制作。イベントを企画した「灯り点(とも)し隊」隊長の和泉慎太郎さんら約100人が、15時ごろから手分けしてロウソクに火を入れた。
18時ごろには全てのミニかまくらに火が灯り、河川敷は幻想的な雰囲気に包まれた。
ロウソクの点灯にも参加した大阪府在住の50代の女性は「写真では見たことはあったが、本物は迫力が違う。この光景の一部を作ったということに感動した」と笑顔を見せる。
和泉さんは「この3年ほど開催を見送られてきたが、ミニかまくらが並ぶ景色を多くの人に見てもらえることがうれしい」と話す。
開催時間は18時~21時。2月16日まで。
ミニかまくらは、ロウソクの入れ替えなどのメインテナンスが必要なことから、現在、ボランティアを募集する。問い合わせは「灯り点(とも)し隊」(TEL 090-4040-0474)まで。