外国人観光客などに地域を案内する「横手市地域通訳案内士」の修了証交付式が3月10日、横手市交流センター・Y2(わいわい)ぷらざ(横手市駅前町)で開かれた。
通訳案内士法の制度に基づき、各地の自治体が認定する同制度。外国人旅行客や新たなガイドへのニーズへの対応を図ることなどを目的に、県内では初めて市観光おもてなし課が取り組む。
国際コミュニケーション英語能力テストTOEICで600点以上か、実用英語技能検定2級以上を持つことなどが条件の研修と資格試験に挑んだのは市内在住の男女7人。2022年11月から、英会話や接遇マナー、地元の観光資源、救命措置など40時間の研修を経て、2月の試験に挑み、見事、全員が合格した。今後、観光庁が運営する通訳案内士サービスに登録するなどし、業務に当たる。
地域通訳案内士に合格した岩見谷昌子さんは「業務に役立つ英語表現を学ぶことができた。初めての研修は楽しさと不安の連続だったが、目から鱗のことも多かった」とし、「辛抱強く教えてくれた先生や関係者に感謝している。地域通訳案内士のとして活動が楽しみ」と意気込みを見せる。