秋田県南地域の情報アプリ「MINEBA(ミネバ)」が3月25日、人工知能ツール「ChatGPT」を活用する新機能を盛り込んだ。
横手市推奨アプリ「MINEBA」に設けられる「横手飲食店紹介AI」操作画面
アメリカ・カリフォルニア州にある人工知能の研究所「OpenAI(オープン・エーアイ)」が2022年11月に公開し、スマートフォンやパソコンなどの端末の使用者と自然な会話ができるツールとして注目を集める「ChatGPT(チャット・ジーピーティー)」。
横手市が市民向けに推奨する同アプリを運営するNPO法人ヨコッター(横手市前郷)と、システム開発などを手掛けるアイ・クリエイト(安田)が、同アプリに「ChatGPT」機能を盛り込んだ。
アプリ内に新たに設けた「会話画面」で、「アイスを食べたい」「日本酒が飲める店」などの希望を入力することで、AIが選ぶ市内の飲食店情報が表示される。ランニングコストや機能の検証を目的に、1カ月ほどの期間限定で運用する。
アイ・クリエイトのエンジニア・麻生孝一郎さんは「世界中の開発者が日々技術を公開する中、ChatGPTが苦手とするローカルな情報を組み込んだアプリは稀なのでは。検証を重ねながら、地域の皆さんに活用いただけるシステムを開発したい」と話す。
利用無料。