「道の駅さんない」(横手市山内土渕)で5月22日、「そば打ちアマチュア選手権大会」が開かれた。
「山菜まつり」に合わせて開く同大会は今年で11回目。県内在住のアマチュアそば打ち愛好家が、地場産のそば粉を使った「十割そば」の出来栄えや仕事の丁寧さなどの腕前を競う。
今年は、同道の駅で募集中のそば畑のオーナー会員など6人が参加。そば粉に水をなじませる「水回し」、のし棒を使った「伸ばし」、リズミカルに包丁を動かす「切り」などが審査された。
初優勝を果たした中村章さんは「そば打ちを始めたのは職場の先輩から勧められたことがきっかけ。そば打ち道具も持参し優勝を狙っていた。将来は農家民宿で打ちたてのそばを振る舞うことができれば」と意欲を見せる。
審査委員長を務めた石沢国博さんは「今年のそば粉はひき目も荒く難しかったのでは。乾燥の原因になる打ち粉の使い過ぎに気を付けていただければもっとおいしくなる。来年も練習を重ねて参加していただきたい」と話す。