横手市の生涯学習施設「Ao-na(あおーな)」(横手市駅前町)が9月14日、横手駅東口に開館し、オープニングセレモニーが行われた。
「Ao-na(あおーな)」オープニングセレモニーであいさつする高橋大横手市長
18万冊超を蔵書する「横手図書館」フロアや、講演会や発表会向け多目的スペース、市民交流スペース、運動スペースなどを備える複合型施設。鉄筋3階建て、延べ床面積は約4200平方メートル。館内には秋田杉を多く使い、さまざまなタイプのイスやソファなど600席以上を設ける。「人と人とが『つどい、つながる』交流拠点」をコンセプトに、横手市が広く市民に開かれた施設運営を目指して運営する。
セレモニーで、高橋大横手市長は「市民が、いつでも楽しめる街の交流拠点にしたい。駅前の立地を生かし、人が育ち、出会いのある場として運営できれば」とあいさつ。モニュメントの除幕式に続き、市内中学・高校5校の吹奏楽部員66人が生演奏を披露しセレモニーに花を添えた。図書施設に備える「蔵書点検ロボット」のお披露目や、アドバイザーとして開館に携わった南野稔さんがコーディネーターを務め、高橋市長や設計責任者、横手市図書館協議会会長、市内の高校生2人、グラフィックレコーディングの平元美沙緒さんらが、同施設の活用などについてパネルディスカッションを行った。
セレモニーに参加した40代男性は「12歳の長女が図書館の開館を楽しみに待っていた。これから毎日のように訪れて、遊びや勉強に利用したい」と話す。
開館時間は、コミュニティースクエア=9時~22時、横手図書館=10時~21時(児童図書フロアは19時まで)。