不審者の侵入を想定した防犯訓練が12月4日、イオンスーパーセンター横手南店(横手市婦気)で行われた。
人出の増える年末へ向け、凶器を持つ不審者への対処を学ぶ防犯訓練。横手警察署の警察官15人と同施設スタッフ15人が参加した。
ナイフを手に店内を歩いている不審者を見つけた従業員が警察へ通報後、警察官の到着まで、ショッピングカートを盾にするなどして、来店客やスタッフの安全を守る訓練を行った。10分ほどで到着した警察官が、不審者に扮(ふん)する警察官を確保する場面では、訓練ながら、店内は緊迫した空気に包まれた。
同署警備課長の高橋利光さんは「事件が起こったとき、警察官が到着するまでに安全を確保することの重要性について、訓練で確認できたのでは」と振り返る。
同施設店長の荒井荒野さんは「秋田市のスーパーに熊が侵入するなど想像を超える非常事態がある。ミーティングなど非常時への対応を共有し、お客さまとスタッフの安全を確保できるよう心がけたい」と話す。