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横手で子育てと地域テーマのシンポ こども家庭庁推進事業の一環で

横手市とこども家庭庁が開催したシンポジウム会場の様子

横手市とこども家庭庁が開催したシンポジウム会場の様子

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 横手市とこども家庭庁が10月5日、子育てがテーマのシンポジウムを横手市生涯学習館「Ao-na(あおーな)」(横手市駅前町)で開催した。

看護師や助産師として働くユーチューバーで12児の母のHISAKOさんと夫のMARKさんの基調講演の様子

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 こども家庭庁が推進する子どもや若者を社会全体で支える「こどもまんなか社会」事業に賛同し、「こどもまんなか応援サポーター」宣言を出した横手市。シンポジウムは、同事業の推進のため開いた。

 当日は、12児の母で看護師や助産師として働くユーチューバーのHISAKOさんと夫のMARKさんが、「ママ、ひとりで頑張らんでええよ」をテーマに基調講演。「今すぐできる大切なことは、周りの人間関係を良好にすること」「子どもが産まれてからも夫婦間の気持ちを大切にし合う工夫が大切なこと」などについて、エピソードや音楽を交えながら紹介した。

 パネルディスカッションでは、こども家庭庁支援局の野中祥子さんや横手高校3年の大屋敷凛久さん、同高校1年の進藤さくらさん、市子ども・子育て会議委員の佐藤由希さんが、社会全体が子どもを支えていくために必要なことなどについて活発に意見交換。「家族や友だち、学校、地域のそれぞれで声がけがあることが大切」「子どもと対等の立場で対話を重ねることが大切」「苦労が多いと思われがちな子育ての、ポジティブな要素も発信することが必要」などの意見が出された。

 野中さんは「子育ては、母親1人や夫婦2人だけで行うものではなく、地域が関わり、人々の気持ちをつなげていくことが大切。子どものことだからと軽く考えず、しっかり子どもと向き合うことが大切」と強調。

 聴講した育児中の30代女性は「夫婦間のコミュニケーションが子どもにとって大事ということが分かった。我が家なりにできることを取り入れていきたい」と話した。

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