横手のオープンスペース「石蔵MIRAI」(横手市前郷一番町)で8月11日、学生と社会人の対話イベント「あらたな学びのスタイルを考えよう」が開かれた。
オープンスペース「石蔵MIRAI」を会場にした対話イベントの様子
「学生と社会人が同じ目線で対話できる機会を作ることができれば」と、同スペースを営む細谷拓真さんが企画。夏休みに帰省した大学生と、地元高校生や社会人、同市に短期インターンに訪れている台湾の大学生3人など、合わせて約30人が参加した。
イベント当日、「企業は大学生に何を求めているのか」「学生は最初の企業に何を求めているのか」をテーマにグループに分かれ話し合った。後半は「学びの場を通じた横手の未来予想」をテーマに話し合われ、「オリンピック選手が誕生する」「横手が子ども特区になり、子どもが起業した会社が修学旅行の企画や6次産業の運営をする」などユニークなアイデアも発表された。
参加した宮城学院女子大学1年の蔦谷友美さんは「地元にに、こうした出会いの場があり、うれしい。高校時代に地域や大人との出会いが増えることで、もっと将来の選択に幅が生まれるのでは」と期待を込めた。
台湾の大同大学2年のショー・ヨンロウさんは「学ぶとは、みんなの思いを聞き、吸収し、自分を変えること。日本の学生や地域の人と話すことで自分の成長の機会にもなった」と振り返る。