雄勝スポーツセンター(湯沢市秋ノ宮)で8月14日、工学院大学付属中学・高校で英語を教える高橋一也さんがワークショップを行った。中高生向けサマースクール「ゆざわ未来づくり学校」の一環。
既成概念にとらわれない教育者として、「教育分野のノーベル賞」といわれる「グローバル・ティーチャー・プライズ」のファイナリストにも選ばれた湯沢市出身の高橋さん。
「やわらか頭・かちかち頭」をテーマにしたこの日、参加した約30人の生徒はレゴブロックを使った作業を行いながら、「個性を知り自由に発想する」ことや「チームワークを高める」ことを学んだ。
湯沢南中学2年の高橋ひびきさんは「体を使いながら学べたことで、話を聞くだけよりも理解しやすかった」と話す。雄勝中学3年の菅咲雪さんは「自分の将来について考えるきっかけになった」とも。
高橋さんは「『勉強』と『学び』は違うもの。子どもたちには、世の中を良くするためや周りの人々を助けるために学ぶことを覚えてほしい。地元でもこうした活動の機会を増やしていければ」と話す。