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湯沢で建築家・白井晟一設計の庁舎解体へ 保全求め署名呼び掛けも

建築家の白井晟一が設計した湯沢市役所雄勝庁舎(旧雄勝町役場)

建築家の白井晟一が設計した湯沢市役所雄勝庁舎(旧雄勝町役場)

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 「白井晟一 湯沢・雄勝6作品群を遺(のこ)す会」(湯沢市)は現在、解体に向け進んでいる「湯沢市役所雄勝庁舎」(旧雄勝町役場、湯沢市横堀)の保全を求める署名活動を展開している。

増築前の旧雄勝町役場

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 戦後の日本を代表する建築家・白井晟一が設計し、1957(昭和32)年の建設当時としては珍しい鉄筋コンクリート2階建ての同庁舎。湯沢市は老朽化と改修費用の高騰などを理由に解体し、かねて要望のあった駐車場に整備する方針だが、一部市民からは庁舎の存続を求める声が上がっている。

 同市には白井晟一が設計に携わった6件の建築物が残り、歴史的文化的資産として産業や観光、教育分野での利活用も検討されていた。

 同会の清水川隆会長は「当会としては最後のアクションと考えている。デジタル署名サイトに書いてあることをご理解いただければ」と署名を促す。

 同市は「こうした活動が行われていることは認識している」と話している。

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