横手の鶴ヶ池公園ふれあい広場(横手市山内)で9月18日、「全国いものこピラミッド競技大会」が行われた。
土台の上に里芋を積み上げる「全国いものこピラミッド競技大会」
柔らかく粘りがあることで人気の「山内いものこ」。その里芋を小学生以下含む3人1組で、どれだけ高く積めるかを競う同競技。里芋の収穫時期に開かれる「いものこまつり」に合わせ今年で28回目を数える。
エントリーしたのは県内各地から集まった36チーム。形も大きさもさまざまでバランスを取るのが難しい里芋を、3分間の競技時間内にできるだけ高く積み上げようと必死に作業した。ピラミッドが崩れたチームには、観客から「頑張れ」と声援も掛けられた。
優勝したのは秋田市から参加した「アンナナII(ツー)」チームの渡辺一仁(かずひと)さん家族。高さ118.5センチまで積み上げた。
「土台をしっかり組み、最後の一つを時間ギリギリに慎重に載せるのが秘訣(ひけつ)」と渡辺さん。娘のアンさんとナナさんは「優勝できてうれしい。賞品の里芋はお母さんとおばあさんにおいしく料理してもらう」と笑顔を見せた。