シェアスペース「石蔵ミライ」(横手市前郷一番町)で11月5日、秋田大学地域文化学科1期生による「地域連携プロジェクトゼミ」の成果発表会が開かれた。
2014年度に同大教育文化学部の再編に伴い創設された地域文化学科。学生が地域の企業などと連携し、約6カ月かけてフィールドワークを重ねながら取り組んだプロジェクト6件のうち3組が発表を行った。
学生や社会人など約30人が参加して開かれた発表会当日、食品加工・販売業「たかえん」(同市十文字町梨木)との連携プロジェクトに取り組んだ石川遥香さん、杉本奈々さん、中村曜(ひかり)さんの3人は、東京で開かれた展示商談会に参加した経験などを踏まえ、「ロールプレーイングなどの事前準備を十分に行い、顧客ニーズに沿ったプレゼンすることの大切さ」などを発表した。
中村さんは「発表会の参加者から感想やアドバイスがもらえたりしてうれしかった。プロジェクトを通じて学生が地域の人と関わることで、私たちが考えなくてはならないことがもっとあるのではと感じた。就職など近い将来について考えるきっかけになった」と振り返った。