美郷町の住民活動センター(美郷町)で11月29日、地域づくり団体「コミュニティー・デザイン・ミサト」の勉強会「美郷人に学ぶ」が開かれた。
「秋田の行事」をイメージした澁谷和之さんデザインの「08COFFEE」パッケージ
「地域や世代の垣根を越えて、自分たちのできるまちづくり、人づくりを目指そう」と2014年に活動を始めた同団体。これまで団体内で開いてきた勉強会を、今年から一般にも公開し、同町出身者や移住者など美郷にゆかりのある人物を講師に招き3回目。
同町でデザイン事務所を経営する澁谷和之さんを迎えた当日。澁谷さんは「地域を物語るデザイン」をテーマに、2009年に東京からUターンし田園に囲まれた実家の隣地に事務所を開設してから携わった、秋田市のコーヒー専門店の商品・コンセプトデザインや、秋田県のフリーペパー「のんびり」の編集・デザインなどを事例に挙げながら、「観察するチカラ」「疑問をもつチカラ」「言葉にするチカラ」の大切さなどを話した。
同団体の扇田亮さんは「澁谷さんから、デザインや地域に対する考え方を取り入れたことで、私の活動も広がりを見せることができた。みなさんの活動や仕事でも取り入れ、澁谷さんを驚かせていただければ」と話す。