「横手市ふれあいセンターかまくら館」(横手市中央町)で2月5日、美郷町在住のトランペッター・田中泰子さんが企画したクラシックコンサートが開かれる。
「ルジェク・シャバカ&田中泰子、ピアノとトランペットのクラシックコンサート」ポスター
チェコを代表するピアニストのルジェク・シャバカさんと、田中さんが出演。「ボヘミアの音色を秋田の地へ」をサブタイトルに、フランツ・シューベルトの「ピアノソナタ 第14番 イ短調」や、チェコの作曲家レオシュ・ヤナーチェクの「霧の中で」などの演目を予定する。
昨年10月、東京から美郷町に嫁いできた田中さん。大館鳳鳴高校(大館市)卒業直後の2003年に単身でチェコ共和国に音楽留学し、当時チェコフィルの首席奏者だったミロスラフ・ケイマルさんに師事。プラハ音楽院やプラハ芸術アカデミーでトランペットを学びながら、2014年まで同地を拠点にフリーの演奏家としても活動してきた。
帰国後、プラハ音楽院で教授を務め世界的にピアノ教育者としても活躍するシャバカさんと再会したことをきっかけに、「自分がやりたいことにアクションを起こすことで、秋田の若い人に何かヒントとして感じてもらえれば」と、同コンサートを企画した。
田中さんは「クラシック音楽は敷居が高いと思われがちだが、チェコではどんな田舎町でも皆が自然にコンサートを楽しんでいる。秋田でもコンサートを身近に感じ、クラシック音楽を気軽に楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は17時~19時。入場料は、一般=2,000円(当日は2,300円)、高校生以下=1,000円(同1,200円)。翌6日には、秋田市でシャバカさんの個人レッスンやミニコンサートなどを予定する。問い合わせは田中さん(TEL 080-3202-3006)まで。