皆瀬川上流の小安峡温泉(湯沢市)で2月4日、冬のライトアップイベント「しがっこまつり」が開かれた。
「しがっこ」は秋田で「ツララ」を指す方言。高さ約60メートルの渓谷に温泉が自噴する小安峡の名所「大噴湯」にできる、20メートル以上の巨大なツララをライトアップする同イベント。例年ツララが最も成長するこの時期に合わせ開いている。
イベント会場は、氷像や雪洞などもカラフルなライトで照らし幻想的な世界を作りだす。会場中央に作った氷の滑り台では子どもたちが楽しそうに遊び、雪の壁に囲まれた足湯コーナーやアイスバーには順番待ちの行列もできた。
大仙市から来た佐藤正義さんと博美さんは「実家が近所なので子どものころから毎年楽しみにしている。アイスバーで2種類の地酒カクテルを飲んだが、爽やかで日本酒の味もしっかりと感じられておいしかった」と笑顔を見せていた。