4月上旬にオープンを予定する横手のゲストハウス「Hostel&Bar CAMOSIBA」(横手市十文字町、TEL 080-1845-3621)が現在、クラウドファンディングサイト「Readyfor」を利用して開業資金の一部を募っている。
工事中のゲストハウス「Hostel&Bar CAMOSIBA」店蔵部分
同町出身で大学卒業後にUターンした阿部円香さんが「宿を通じて旅人と地元の人がつながり、地域の魅力を再確認することができれば」と、昨年4月から開業に向けて準備を進めてきた。十文字駅前の空き家を改修し、かつて店舗として利用されていた店蔵部分は、地域に開かれたバーとして営業する。
開業資金約1,300万円のうち300万円を同サイトで募集し、集めた資金は宿泊施設や店舗の工事費のほか備品購入費などに使う予定。現在、144人の賛同者から216万円の資金が集まっている(3月21日現在)。
同サイトでは、リターン(返礼品)として、相部屋1泊無料券とバーで使えるドリンクチケットが付いた「CAMOSIBAで乾杯コース」(5,000円)や、オリジナルラベルの日本酒1升と阿部さんの実家で営む「阿部こうじ屋」のみそなどが付いた「お家でCAMOSIBAを味わおうコース」(1万円)、年間フリーパスが付いた「CAMOSIBA常連様プラン」(5万円)のほか、企業・団体向けの「貸し切り研修プラン」(30万円)などをそろえる。
阿部さんは「学生時代に約30カ国を旅した経験と好きなものを詰め込み、人と人とのつながりを『醸し出す』ような場所をつくっていきたい。目標金額に達しないとクラウドファンディングは成立しないので、これまでたくさんの人に支えられてきたこの場所を、さらに多くの出会いに満ちる場にするため、よろしくお願いします」と支援を呼び掛ける。
同サイトを使った開業資金の募集は3月24日23時まで。