秋田三十三観音霊場第一番札所「祝融山(しゅくゆうざん)正伝寺」(横手市大屋新町)で6月15日、秘仏御開帳法要に合わせて講演会「正伝寺秘仏観音像と長谷信仰」が行われる。
当日は、東北歴史博物館主任研究員の政次(まさつぐ)浩さんを講師に招き、秘仏の本尊「金銅聖観音立像」と、秋田三十三観音霊場巡礼について学ぶ。
同寺住職の高橋淳雄さんによると、秋田県指定文化財の同像は高さ29.3センチ、金銅仏としては東北地方で最も古い部類に入るという。
高橋住職は「檀家と三十三観音霊場巡礼行った際、長谷信仰や地域の歴史に興味を持っている人が多いと感じたため企画した。当日は講演前に年に一度の本尊御開帳と法要も行うのでぜひご参拝いただければ」と話す。
開催時間は11時~12時。入場無料。