羽後町のクラフトビール醸造店「羽後麦酒」(羽後町西馬音内)が7月29日、クラフトビールの販売を始めた。
同町の鈴木隆弘さんが「羽後町に酒造りを復活させ、クラフトビールの文化をつくっていくことが町を元気にするきっかけになれば」と10年以上の準備期間を経て、2016年に開業した同醸造店。7月に入り製造を始め今回初出荷となった。
この日は、道の駅うご「端縫いの郷」に特設コーナーを設け、ゴールデンエール・ベルジャンホワイト・ペールエール(以上330ミリリットル、540円)の3種のクラフトビールを各50本ずつと生ビール飲み比べセット(600円)を用意。11時に販売を始めると瓶入りのビールは7分ほどで売り切れた。
その後も新発売のクラフトビールを求め多くの人が訪れたが、売り切れを知ると残念そうにしていた。
鈴木さんは「予想を越えた反応に驚いている。自分たちが仕込んだビールを飲んでもらえることがとてもうれしい。小さな醸造所なので一度の仕込みが100リットルほどだが、何度も醸造の経験を積み、生産量を増やしながらおいしいビールを提供していきたい」と意気込む。
同商品は8月5日・6日も、道の駅うご「端縫いの郷」で販売を予定している。