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秋田・羽後でまちなか美術館「藍と端縫い」 西馬音内盆踊り衣装展示

「藍と端縫いまつり」の暖簾

「藍と端縫いまつり」の暖簾

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 秋田・羽後町の西馬音内本町通り周辺で8月4日~6日、「まちなか美術館『藍と端縫(はぬ)いまつり』」が開催されている。主催は西馬音内商店会とまちなみ推進協議会。

大黒屋の「藍と端縫い」展示

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 日本三大盆踊りの一つにも数えられる「西馬音内盆踊り」の衣装を、盆踊り会場近くの個人宅や商店などに展示する同企画は今年で18回目。これまで8月の第1日曜に開いてきたが、今回から期間を3日間に延長して開催する。

 西馬音内盆踊りの衣装は、端布(はぎれ)を縫い合わせた「端縫い衣装」の独特なデザインや「藍染めの浴衣」の個性的な文様が特長のひとつ。各家庭で代々受け継いできたものも多い。

 100年以上前の絹布を使いハギ合わされた衣装や、内蔵や長持などに保管され現在は使われていない衣装も数多く展示し、「大正期に自宅で染められた」「先代の母がその祖父の着物を使い作った」など、一つひとつ物語を添えたパネルも設置する。

 同町の住民は「盆踊り前、この時期になると衣装を出して虫干しし、大切に使ってきた。こうやって古い衣装が陽の目を見て、多くの人に見てもらえるのは着物も嬉しいのでは」と話す。

 まちなみ推進協議会の佐藤良友さんは「町の人に協力してもらい今年は40軒ほど参加してもらった。開催日数を延長したこともあり、空き家を活用した展示スペースを設置するなど新しいことにも挑戦している。普段目にする機会の少ない特別な展示品を見て楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。

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