横手市民会館(横手市南町)で11月26日、「横手吹奏楽団 YOKOTE Wind Orchestra」が設立50周年記念定期演奏会を開く。
1967(昭和42)年に、秋田県初の市民吹奏楽団として横手高校と旧横手工業高校のOBが中心となり創設した同楽団。定期演奏会は創設7年目の1973(昭和48)年から毎年開いており今年で45回目となる。
全日本吹奏楽コンクールの予選に毎年出場し過去3度の全国大会への出場経験を持つほか、横手平鹿地区の小学校や福祉施設での公演などに取り組みながら50年の歴史を重ねてきた。
現在は19歳~69歳まで約60人の団員が所属し会社員や自営業者、農家、医療関係、教師、主婦など職業もさまざま。近隣市町村のみならず秋田市や西和賀町(岩手県)などからも参加している。
同吹奏楽団の団長・塩田聡さんは「横手でも働き方が大きく変わり、団員の中にも土日や平日の夜遅くまで仕事をしている人が増えている。そうした状況だからこそ音楽に対する楽しみと情熱は失わずに都合をつけながら活動を続けている」と話す。
創設時からの団員・中沢誠一さんは「音楽好きなら誰でも参加できるのが当楽団の一番の特徴。設立当時は皆10代や20代前半で、社会人になっても演奏の機会を作りたいというおもいで集まった。演奏会の2部では吹奏楽団のOBも参加して全国大会で演奏した楽曲を披露する。50年の節目の演奏を楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~17時。入場料は、前売り=500円、当日=600円。小学生以下無料。