羽後町のクラフトビール醸造所「羽後麦酒」(羽後町西馬音内)が12月1日、同町産のイチゴを使った新商品「ストロベリーエール」の販売を始めた。
今年7月に生産を開始した同醸造所。1回当たりの生産量が100リットルほどと少なく、「マイクロブリュワリー」と呼ばれる小規模ならではの特長を生かして秋田県産の果物や野菜などを利用した多種多様なビールの醸造を目指している。今回副原料に使ったイチゴは同町の農事組合法人「こまち野」が生産したもの。
同醸造所の鈴木隆弘さんは「イチゴの酸味と香が楽しめるように定番商品とはホップを変えて仕込んだ。酵母が生きているのでもう少し熟成させ、クリスマスケーキと合わせてもおいしいのでは」と同商品を紹介する。
12月10日に、鈴木さんが「個人的に飲んでみたかった」という和歌山県産のユズを副原料に使った「ユズエール」の販売も開始する予定。
各200本限定。価格は330ミリリットル入り=680円。道の駅うご端縫いの郷、榎本酒店(以上、羽後町)、高留酒店(横手市)で販売する。