宇宙飛行士の金井宣茂さんが1月10日、国際宇宙ステーション(ISS)の実験棟「きぼう」から秋田を撮影した画像をツイッターに投稿した。
国際宇宙ステーションから撮影した鳥海山(JAXA/NASA)
金井さんはこの日、「日本の上空を通ることも、たびたびあるのですが、雲に覆われていたりして、写真撮影の機会が、なかなかありません。先日、秋田県だけが雲間からのぞいているのに出くわしました。八郎潟や、鳥海山をしっかりと写真に収めることができました」のメッセージと、雪に覆われた横手盆地全体を撮影した写真など4枚を投稿した。
豪雪地として知られる横手は、過去10年間の1月の日照時間は平均35時間ほどで冬の間は一日中雲に覆われる日が多い。上空400キロメートルを時速2万7600キロメートルで高速移動するISSが秋田上空を通過するわずか数分の間に、金井さんがカメラを構え貴重な冬の「晴れ間」を捉えた。
宇宙航空研究機構「JAXA」によると、秋田からは1月13日、15日、16日の早朝に「きぼう」を肉眼でも観測できるという。