横手のボランティア団体「灯り点し(ともし)隊」が現在、毎年2月15日~17日に行われる横手の雪まつりで「ミニかまくら」作りを行うボランティア参加者を募っている。
2012年から市内に点在する雪まつり会場の一つ「蛇の崎川原のミニかまくら会場」で活動する同団体。横手北中学校や横手城南高校の生徒らと一緒に、ろうそくの明かりでランタンのように会場を映し出すミニかまくらで雪まつりを盛り上げている。
ボランティアの活動日は2月14日~16日。ミニかまくら作りや補修、ろうそくへの点灯などを行う。同団体代表の和泉慎太郎さんによると、約3500個のミニかまくら作りを予定し、2人1組で行うミニかまくらの土台作りは1個に約10分、ミニシャベルを使った成形は約20分かかるという。
和泉さんは「ミニかまくらとろうそくの明かりが映し出す幻想的な光景はとても好評。年を重ねるごとに数を増やし、昨年初めて蛇の崎河原をミニかまくらで埋め尽くすことができた。横手川の水音と雪を詰める『ザッ、ザッ』という音だけが響き、ストイックでとにかく人手が必要な作業だが、その達成感と感動は他に代えがたい。飛び入りも歓迎しているので、暖かく動きやすい服装で作業に使うスコップなども持参していただければ」と呼び掛ける。
同団体では現在、雪まつりで使用するろうそく約8000個を購入するための資金や運営費の提供を呼び掛けるクラウドファンディングも展開している。
ボランティアの申し込みは同団体(FAX 0182-33-7113)まで。2月14日は10時~12時、13時~15時、15日は10時~20時、16日は15時~20時。ボランティア参加者には先着200人に記念の木札を贈呈する。ボランティア、クラウドファンディングの受け付けは、どちらも2月10日まで。