横手市十文字町に7月24日、食堂カフェ「Amush(アムシュ)」がオープンした。
レストランのメニューや新商品開発などに関わってきたフードコーディネーターの藤原真理子さんが店主を務める同店。コーディネーター時代に培った秋田県内のさまざまな農産物や食品の生産者とのつながりを生かし、旬の地域食材を使ったメニューをワンプレートランチで提供する。県内で作られた食器や、大きく溶けにくい「鳥海山氷」を使うなど、県産品にこだわる。
14畳ほどの店内に、ソファ席やテーブル席など18席設け、白を基調に厨房(ちゅうぼう)前のターコイズブルーがアクセントになっている。レトロなガラスの古戸を使い、「光の柔らかさと日当たりの良さを求めた」玄関や、手作りのテーブルなど「わが家のようにゆっくり落ち着いて食事やドリンクが楽しめる空間」を目指す。
「開業までに時間がかかってしまったが、温もりのある空間ができた。秋田の食材の素晴らしさはまだまだ知られていない。コーディネーターとして培った人脈を生かし、生産者と消費者、生産者同士など人と人のつながりに貢献できれば」と藤原さん。「今後は秋田で作られている食器や食材の生産者を招き、展示会やセミナーなども企画していきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~16時。