横手市内を中心にした若手農家のグループが10月8日、秋田ふるさと村(横手市赤坂)で農業PRイベント「すずとも祭」を開いた。
農業や農家への関心を高めることなどを目的に、地元の若手農家15人でつくるグループが主催するイベントは今年で2回目。
若手農家らが栽培したトマトやネギ、キュウリ、リンゴ、ナシなどの野菜や果物を直売したほか、米袋を使ったマイバッグ作りや「べんがら染体験」など4つのワークショップを行った。
金魚すくいならぬ「トマトすくい」や、トマト農家がライブパフォーマンスを披露するなどし、会場はにぎわいを見せた。
新潟から出店した元農協職員の土橋花江さんは「若手農家の皆さんが、自ら活躍できる場所を笑顔で運営しているのが素晴らしい。楽しい時間を過ごすことができた」とイベントを振り返る。
主催する鈴木知行さんは「これまで見たことのないマルシェをやろうと昨年から始めたが、今年はワークショップも多く取り入れるなどし、多くの皆さんに来場いただいた。私たち農家も農業だけではない個性があることを消費者に伝えたい。イベントを通じて、農家の同志を増やしていくことができれば」と話す。