横手市の小正月行事「雪まつり かまくら・ぼんでん」が2月17日、旭岡山神社への梵天(ぼんでん)奉納で閉幕した。
地元では「ぼんでんが終わると雪振りも穏やかになり、やがて春がくる」と伝えられる同祭。
この日、高さ5メートル重さ30キロほどある35本の梵天を掲げた祭り行列は、市役所前を10時に出発し旭岡山神社まで約3キロの行程を練り歩いた後、雪深い山道の参道を20分ほどかけて神社本殿を目指した。そろいの半被(はっぴ)を着た一行は、「じょやさ、じょやさ」の掛け声と共に難所の坂を越え、争うように奉納した。
約450年の歴史がある「かまくら」と約300年の「ぼんでん」。今年は13日・14日をプレイベントとし、5日間の「雪まつり」として開いた。横手市観光協会によると、期間中、約42万6千人の観光客が訪れた。