横手市内7社が5月16日、児童養護施設「横手市立県南愛児園」(横山町)と母子生活支援施設「サンハイム」に特製弁当80食を無償提供した。
横手市観光推進機構(駅前町)の佐藤修専務理事からマスクの寄贈を受ける横手市立県南愛児園の谷口太郎施設長
地元の食肉処理販売会社「かまくらミート」(横山町)が協力し、毎年夏にバーベキューを行う両施設。新型コロナウイルスの影響により今夏の開催中止が決まったことから「子どもたちに喜んでもらえることを」と、同社のほか、市内スーパーや宅配会社、印刷会社などが協力して企画した。
秋田牛のステーキやウインナー、アスパラとブロッコリーのあえ物などのほか、サクランボ味のアイスクリームをデザートに付け、「アマビエ弁当」と名付けて提供した。
弁当の調理や盛り付けを担当したカフェハンモック(婦気)を営業する奥真由美さんらが愛児園を訪れ、谷口太郎施設長に弁当を手渡した。同行した横手市観光推進機構(駅前町)の佐藤修専務理事がマスク300枚を合わせて寄贈した。
デザートを提供した協同組合横手卸センター(卸町)の木村慎次事務局長は「当社も保育施設の運営を行っているため、地元の子どもたちに喜んでもらえる活動ができればと考えた。子どもたちに地元の食材に関心を持ってもらうきっかけにもなれば」と話す。