新型コロナウイルス感染拡大の防止を目的に営業を自粛していた横手市内の飲食店や宿泊施設などが、現在、自粛要請の解除を受けて営業を再開している。
「横手プラザホテル」(横手市駅前町)や入浴施設「ゆうゆうプラザ」などを経営する「プラザグループ」は6月12日、利用客の体温計測やスタッフのマスク着用、館内の清掃や除菌の徹底など、感染予防策を施し、約2カ月間自粛していた営業を再開。再開初日は、常連客など124人が入浴施設を訪れた。市内在住の70代の女性は「やっと温泉に入ることができる」と営業再開を待ちわびた様子。
横手市交流センター・わいわいプラザ(駅前町)内のトレーニング施設「健康の駅」は6月15日、利用者数を制限するほか、シャワー利用を禁止するなどして営業を再開した。
アルコール消毒を全室に設置するなどの対策をして、ゴールデンウイーク明けに営業を再開した横手駅西口のカラオケ店「マスタージョイ」(前郷)は、6月から徐々に客足が戻っているという。
同ホテルの山田浩二支配人は「営業自粛中から、早く利用したいとの声を多く頂いていた。皆さまに安心してくつろいでいただけるよう、感染防止対策を徹底したい」と話す。