秋田県立近代美術館(横手市赤坂)で現在、コレクション展「斎藤寅彦 時の跡」が開かれている。
由利本荘市西目町出身で千葉県在住の洋画家・斎藤寅彦さんの作品14点を中心に、絵画や彫刻など同館所蔵作品全33点を展示する。「解体新書」で知られる小田野直武が描いた秋田蘭画「不忍池図」と「芍薬(しゃくやく)花籠図」の2点は5月28日に展示の入れ替えを行う。
同館職員は「時間の経過とともに色あせていく日常の情景を描いた作品が特徴。新収蔵作品も含め県内で斎藤寅彦さんの作品をまとめて見る機会は少ない。細かな描写とノスタルジックな雰囲気を楽しんでいただければ」と来館を呼び掛ける。
開館時間は9時30分~17時。入館無料。会期中無休。7月10日まで。
4月16日と6月12日はギャラリートークを開催予定。