横手の冬の代名詞「かまくら」などを含む「横手の雪まつり」が8月3日、日本各地の夜景を紹介する「日本夜景遺産」に認定された。
かまくらの中で観光客に声をかける子どもたちと秋田犬(2015)
これまで「六甲ガーデンテラス」(神戸市)や「東京タワー展望台」(東京都港区)など204カ所が認定されている日本夜景遺産。「夜景で日本を元気に」を目的とし、今年で12年目を迎える。
この日、全国各地から申請された90カ所の候補地の中から、「横手の雪まつり」と共に、「東京スカイツリー」(東京都墨田区)や「日本平」(静岡市)など8カ所が新しく認定された。
秋田県内の日本夜景遺産は「秋田竿燈(かんとう)まつり」「セリオン」(以上、秋田市)、「花輪ばやし」(鹿角市)、「西馬音内盆踊り」(雄勝郡羽後町)に続き5カ所目。
夜景評論家で日本夜景遺産事務局長の丸々もとおさんは「雪かまくらにろうそくの火がともり、月明かりが照らす夜景は、情緒を極めた日本の夜の雪景色の原風景」と認定の決め手について話し、「海外からの観光客などにも広くアピールできれば」と話している。