三助稲荷神社(横手市大森町袴形)で1月3日、県無形民俗文化財「三助稲荷神社梵天(ぼんでん)奉納」が行われた。
「商売繁盛」「五穀豊穣(ほうじょう)」「家内安泰」を助けるとの由来を持つ同神社。雄物川の船頭衆や農民の信仰を集めて現在に引き継がれ、奉納神事の激しさから「けんか梵天」とも呼ばれる。
後継者や参加者の減少などから梵天の奉納数は、2014年に5本まで減少していたが、今年は11本に増加。梵天奉納に先立ち行われたコンクールでは、川西地区の「松田集落」「下田集落」「二ッ森集落」が優秀賞を獲得した。当日は「梵天唄」も披露された。
梵天奉納は2007年から7年間、1月第3日曜に開催していたが、参加者の減少などを理由に昨年は1月5日に開催し、今年は1月3日となった。