横手駅前の「よこてイーストにぎわい広場」(横手市駅前町)などで2月14日、バレンタインデーに合わせて作成したかまくら「ラブかま」に明かりがともされた。
同市で450年ほど前から続く小正月行事「かまくら」。「かまくらの入り口をハート型にしたら面白いのでは」と居酒屋「日本海」(同市中央町)を営む高橋良さんが、12、3年ほど前から店先を利用して「ラブかま」を作成し、「チョコラテ」などでもてなしを始めたところ口コミで人気を呼んだ。
その後、市内各所で「ラブかま」が作られるようになり、2011年にNPO法人地域活性化支援センターが認定する「恋人の聖地」に「かまくらのまち横手」が選ばれるきっかけとなった。今年も市内4カ所に「ラブかま」を設置。「かまくら」本番前にカップルや観光客が訪れている。
高橋さんは「一人で始めたラブかま作りだが、常連客がもてなしなども手伝ってくれるようになった。当初『ハートかまくら』と呼んでいたが、よそで作り始め『ラブかま』と呼ぶようになり、なるほど良いネーミングだなと感心した」と話す。「ラブかまが縁で結婚したカップルもいる。海外からの観光客や毎年のように訪れてくれる人も多いので、ゆっくり楽しんでもらえれば」とも。
「かまくら」本番は2月15日~16日。日本海のラブかま設置は2月22日までを予定する。