シェアスペース「シークレット・メディアベース・ミライ」(横手市前郷一番町)で1月19日、リンゴが原料の発泡性醸造酒「シードル」の試飲イベントが開かれた。
イベントを企画したのは、市内でシードル作りに取り組むグループ「オカノウエ」。「地元の資源を活用し地域の宝物として伝えていこう」と、リンゴ生産者や酒販店経営者など4人で活動する。
愛好家や飲食店経営者、小売業者など25人が参加して開かれた当日。同グループが開発した「オカノウエシードル 」のほか、東北各地で生産された6種やフランスなど海外製シードルを含め計9種を試飲。参加者同士で意見交換しながら、「味」「香り」「色合い」などの項目を記載するチャート表に合わせて楽しんだ。
市内在住の山陰拓也さんは「初めて飲み比べをしたが、それぞれに個性があり面白い」と感想を語った。
同グループメンバーでリンゴ生産者の佐藤和也さんは「これだけシードルを集めた試飲会は県内でも初めてでは。シードルをもっと普及させるため、これからも活動を続けていきたい」と意欲を見せる。