育児用品の無償譲渡会「0円マーケット」が7月31日、よこてイーストにぎわいひろば(横手市駅前町)で開かれ、子育て中の親子連れなどでにぎわいを見せた。
保育施設などを運営するJAWA秋田(同)が、家庭で使われずに眠る育児用品の提供を呼びかけて初めて開いた譲渡会。呼びかけに応じた約50人の同社スタッフと約30人の市民から、玩具や絵本、衣類など計1万点以上が寄せられた。
主に6歳以下の親子連れらが会場に訪れ、13時の開始から1時間ほどで半数を超える育児用品が譲渡された。中でも人気だったのは、ぬいぐるみ。「両手でぬいぐるみを2個以上抱えて帰る子どももいた」と同社の佐藤弓子さんは話す。
1歳の幼児を連れて来場した女性は「絵本や玩具をもらった。絵本が充実していてうれしい」と笑顔を見せた。
佐藤さんは「子どもの成長と共に使われなくなって捨てられてしまう物を喜んで持ち帰ってくれるのがうれしかった」と話す。