豪雪を観光資源として活かす旅行商品の開発へ向けたモニターツアーが1月27日から3日間、横手市内で行われた。
横手市で開かれた「雪」がテーマのモニターツアーの除雪体験する参加者
30代までの女性のニーズを探り、観光客が減る冬季の観光誘致につなげることを目的に、横手市と横手市観光推進機構(駅前町)が2泊3日の日程で企画した。
東京都や愛知県、広島県などに在住の女性5人が、伝統行事「かまくら」の雪積み作業の見学やソリ遊び、街中の除雪、古民家のある民家苑木戸五郎兵衛村(雄物川町沼館)で雪中のバーベキューなど、雪国ならではの体験を楽しんだ。浅舞酒造(平鹿町)を訪れ、地元に伝わる十文字和紙を使い、思い思いのデザインで作った酒瓶のラベルを見せ合うなどして、参加者同士の交流も深めた。
ツアーに参加した東京都在住の内田望帆さんは「少しだけ除雪を体験したが、もっとやりたいと思った。地元の皆さんと交流できたことが何より楽しかった」と振り返る。
モニターツアーから得た結果は、旅行商品の企画などに生かす。