男鹿市の醸造所・稲とアガベ併設のレストラン「土と風」(男鹿市)が2月26日、横手市内の創作居酒屋で出張営業した。
居酒屋「よこてのわがや」(横手市中央町)でアルバイトしていた女性が、現在、日本酒の製造技術をベースにしたアルコール飲料の製造を手掛ける同醸造所に務めている縁などから、両店の交流を深めることなどを目的に出張営業した。
地元で水揚げされた魚介類や自家栽培のササニシキ、野菜類などを使うリゾット、鴨のロースト、鯖鮨など5皿のコース料理を用意し、夕方から2部に分けて開いた営業は、いずれも用意した9席が満席になった。
来店した市内在住の30代の男性は「馴染みの居酒屋だが、シェフと料理が違うと店の雰囲気も変わって新鮮な気持ちで楽しむことができた」と話す。
旧男鹿駅舎を改修した店舗で、地元の旬の食材が中心の料理と「サケソムリエ」が監修したペアリング付きのコースを中心に提供する土と風の料理長・サトウショウタさんは「秋田県南エリアの皆さんに当店の料理を知ってもらいたく出張営業した。お客さまがにぎやかで楽しかった」と振り返る。「また違う季節の食材を使って出張営業できれば」とも。