夏の厄払い行事「茅(ち)の輪くぐり」が7月21日、浅舞八幡神社(横手市平鹿町浅舞)で行われた。
身についたけがれを払い、無病息災などを祈る茅の輪くぐりは、古くから全国各地で行われる伝統行事。同神社では、コロナ禍をきっかけに、2020年に始めた。
行事には、平鹿秋田ライオンズクラブ(平鹿町浅舞)などが協力。平成高校(上吉田)インターアクト部の部員らが、佐藤茅葺店(浅舞)の指導を受けながら、地元で刈り取ったカヤを束ねて、直径約2メートルの輪を作り、神社境内に設置した。
茅の輪を作った同高校3年の佐々木雪菜さんは「重さがあって制作は大変だった。来年は大学受験なので、合格できるよう願いながら輪をくぐった」と話す。
同神社宮司の本多和芳さんは「当行事で、心と体の浄化をはかって、みずみずしい生命力を取り戻し、日々の生活に励んでもらえれば」と話す。
茅の輪は、8月21日まで設置する。