茶道教室「宗志庵」(横手市羽黒町)で11月21日、横手市内外の学校に勤務する外国語指導助手(ALT)が対象の茶道体験会が開かれた。
企画したのは、地元に滞在する外国人の支援活動に取り組む市内在住の岩見谷昌子さん。「外国人の皆さんに日本文化に親しんでもらいたい」と友人のALTを通じて呼び掛け、女性ばかり8人が参加して開かれた。
茶席での基本的な振る舞い方「座学」を粕谷宗郁さんから学んだ参加者は、茶室で季節の菓子と抹茶を味わった。参加者の多くは抹茶を飲んだ経験はあるものの、本格的な茶道は初めての体験。身のこなし方や道具の扱い方、茶室内での作法などさまざまな質問を投げ掛ける参加者も。体験会後に設けられたティータイムは5時間に及ぶなど参加者は交流を深めた。
「多くの外国人と接することができ、私も楽しい時間を過ごすことができた。茶道や日本の文化に興味を持つきっかけにしてもらえれば」と粕谷さん。
来日1年目というイギリス出身のサーシャ・ライアンさんは「ホスピタリティあふれるおもてなしをしてもらい、楽しい時間を過ごすことができた」と振り返った。