ショッピングセンター「スーパーモール・ラッキー」(横手市十文字町、TEL 0182-42-3996)で11月17日、まちづくりワークショップ「県南リビングラボ」が開かれた。主催は同施設を運営する「マルシメ」(同)。
「10年後の地域の理想像を考えよう」と題した同ワークショップ。高齢者の買い物支援サービスとして横手で最も山深い場所の一つ「狙半内(さるはんない)地区」と同施設を結ぶバス運行などにも取り組む同社が初企画した。
当日は、横手・湯沢を中心に活動する市民活動団体や事業所などから約30人が参加。同社従業員と参加者が混ざり合い「若者が学べる大学の設置」「通信や再生可能エネルギーなど新分野の魅力的な仕事が増える」「田舎ならではの住環境や食文化、子育ての充実」などさまざまな意見を出し合い地域の理想像を考えた。
「マルシメ」社長の遠藤宗一郎さんは「これまでも地域課題をニーズと捉え社会貢献や経済活動に結びつける取り組みを社内で進めてきたが、いつもと違う参加者が加わることで新しい意見や気付きが生まれたいへん参考になった。今後も多様な組織と地域の課題や将来像を共有し連携を深めていきたい」と意気込む。
次回は12月1日、「地域の理想と現実の差」をテーマに開く予定。