横手の飲食店「バル・パサポルテ」(横手市婦気大堤)で12月9日、DJイベント「90’S LOUNGE」が開かれる。
テクノやハウスを中心にHIPHOPやR&BなどのLPレコードやEPレコードを使った、アナログ音源でのDJプレイにこだわる同イベント。「90年代のクラブの雰囲気を再現したい」と湯沢市在住の遠藤大介さんと横手市在住の高山開人(かいと)さんが、2016年10月から2カ月に一度のペースで開いている。
「県南部でクラブ・ミュージックを楽しめる場所がなかったので、自分たちでやれることから始めたかった」とターンテーブルやスピーカーなどの機材は自前で用意し、会場デコレーションなども手作り。横手や湯沢の飲食店など毎回異なる店舗を会場にし、回を重ねるごとに口コミで来場者も増え、現在では50人以上が集まるという。
当日は、遠藤さんと高山さんのほか6人の地元DJが参加し、イベントの最後には参加DJが交互に1曲ずつ選曲する「バック・トゥ・バック」を行う。遠藤さんが作ったイベントノベルティー「wood key chain」は先着で30個進呈する予定。
同イベントでは現在、クラウドファンディングを通じ、15インチツインウーハー搭載フルレンジスピーカーとサブウーハーのスピーカーセットを購入するための資金を募っている。 リターン品は、入場チケットや、購入したスピーカーなどの音響機材レンタルなどを用意する。
遠藤さんは「常連客から『音が良くなればもっと楽しめる』と要望されることが増えてきたが、高価な機材を導入することはなかなか難しい。皆さんの思いを集めてパワーアップした90’S LOUNGEを続けていきたい」と意気込む。
高山さんは「音楽や人との出会いがあり、地元のつながりを広げていければと始めたイベント。初めての方でも入りやすいオープンな雰囲気を重視している。年齢や職種、国籍も関係なく非日常を楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は19時~翌1時。入場料は1,500円(ドリンクとグッズ付き)。クラウドファンド締め切りは12月16日まで。