横手産リンゴが原料のシードル作りに取り組む「オカノウエプロジェクト」(横手市平鹿町)が6月22日、6作目となるシードル「萌黄(もえぎ)」を発売した。
シードル作りに取り組む「オカノウエプロジェクト」のメンバー3人と醸造した「佐藤ぶどう酒」の醸造家・佐藤和洋さん(左端)
高齢化や担い手不足に悩む地元のリンゴ農家を支援することなどを目的に、リンゴ農家や酒販店経営者など3人で2015年からシードル作りに取り組む同プロジェクト。
6作目は、同プロジェクトとしては初めて黄色リンゴ(アキタゴールド・王林)のみを原料に使い、「佐藤ぶどう酒」(山形県)で醸造し、「アルコール分8%のキレのある味わい」に仕上げた。400本限定で販売する。
メンバーの佐藤研太郎さんは「主原料のアキタゴールドらしい香りを楽しめる商品に仕上げた。食事との相性も良い」と新商品に自信を見せる。「シードルと秋田を全国のシールド市場に浸透させていくことで、地元の農業を持続可能なものにしたい。飲食店などと連携してオリジナルシードルも作っていくことができれば」と、これからの取り組みに意欲を見せる。
価格は2,500円(750ミリリットル)。秋田県内の酒販店など7店で販売する。